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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

ムラサキケマン

ムラサキケマン
紫華鬘
Corydalis incisa

  • 目:キンポウゲ目
  • 科:ケシ科
  • 属:キケマン属

5月中旬から末頃、その名の通り紫色の花をつけます。ケマン(華鬘)は、仏殿に吊るす仏具のことだそうです。花の形が似ているんだって。高さは、30から50cmくらい。葉の先端は丸い鋸歯になります。越年草。

群生しているんだけど、ちょっと遠い。近くで見られたらきれいだろうな。もっとたくさん広がってくれればいいんだけど。同じケシ科キケマン属なので、エゾエンゴサクと花の雰囲気が似ています。エゾエンゴサクよりも背が高くて、葉も大きく立派です。

円山動物園の「動物園の森 散策タイム」という普段入ることのできない動物園裏の森を散策する催しに参加したときにも、咲いているのを見ました。近くで見られて得した気分。

シラネアオイ

シラネアオイ
白根葵
Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.

  • 目:キンポウゲ目
  • 科:キンポウゲ科
  • 属:シラネアオイ属

5月ごろ咲きます。高さは20から30cmくらい。淡い桃色の花がきれいな多年草です。ちなみに花に見えますが、花弁ではなく、萼片です。

写真を撮ったのは、2018年ですが、それ以来見かけていません。目立つ場所に咲いちゃうと、盗掘されることもあるようです。他の人のブログを見ていたら、時々咲いていましたという情報はあるみたいなので、こういう花は、ひっそりと目立たない場所で咲いている方がいいのかも。

2018年5月1日

オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ
大犬の陰嚢
Veronica persica

  • 目:シソ目
  • 科:オオバコ科
  • 属:クワガタソウ属

透明感のある淡い瑠璃色がとてもきれいな、小さな花を咲かせます。葉は鋸歯で、上部の葉はほとんど互生します。高さは10から25cmくらい。花の大きさは1cm無いくらい。花は4月末から5月。小さいのでうっかりすると見逃して、通り過ぎているかもしれません。

お日様が出てくると花が開いて、1日で花は落ちてしまうらしい。探すなら陽の温かいうちのほうがいいです。円山墓地のあたりに咲いていました。

名前については、あえて触れません。そっとしておいてあげましょう。

アズマイチゲ

アズマイチゲ
東一華
Anemone raddeana

  • 目:キンポウゲ目
  • 科:キンポウゲ科
  • 属:イチリンソウ属

春先、エゾエンゴサクと一緒に一輪だけ咲いていました。高さは20cmくらい。花は、白い萼片が8から13枚ほどで、裏側がほんのり赤みを帯びています。花弁はありません。茎の先に1つだけ花をつけます。葉は丸みを帯びていて、先が浅く切れ込んでいます。

今年(2025年)、初めて見ました。しゃがみ込んでネコノメソウの写真を撮っていたら、カメラを抱えたおじさんに「アズマイチゲ咲いていましたか?」と声をかけられて、初めてこの辺に咲いていると教えてもらいました。毎年咲いているんだろうけど、今まで気がついていなかったのですね。

エゾタンポポ

エゾタンポポ
蝦夷蒲公英
Taraxacum venustum

  • 目:キク目
  • 科:キク科
  • 属:タンポポ属

春先、タンポポが咲き始めると、ついつい花の下を覗き込んじゃうんだよね。普段よく見るタンポポはセイヨウタンポポで外来種。昔から日本にある在来種は、数が減っているらしい。見分け方は簡単で、花の下の総苞片が反り返っていたらセイヨウタンポポ。反り返っていなければ、在来種だ。

そういうわけで、近所でタンポポが咲いていると、花の下を確認してみるんだけど、在来種は全然見つからない。やっと見つけたのが、写真のタンポポ。総苞片が反り返らずに、ピタッとくっついているのがわかりますか?奥の蕾のやつは、反り返っているので、外来種です。

それにしても都市部じゃほとんどセイヨウタンポポに占領されてしまったのでしょうか。子供の頃に見ていたタンポポはどっちだったんだろう?半世紀以上も前だから在来種も多かったんだろうと思うけど、そんなの全く意識したこともなかったな。

その在来だか外来だかも全くわかっていなかった子供の頃の話しになりますが、幼稚園でシャボン玉をみんなでやったことがあって、当時はストローがそれほど数がなかったのか、先生の指導でタンポポの茎をストロー代わりにしていたことを思い出しました。タンポポってストロー代わりなるんだと感心したことを覚えています。ワイルドだねぇ。

セイヨウタンポポ

総苞片が反り返っています。市内で咲いているタンポポのほとんどはこれです。

どっちなの?

外側の総苞片が開いているような、いないような。反り返ってはいない感じだけど・・・交雑種なのかな?円山公園の散策路に咲いていました。

ハコベの仲間

ヒヨコグサというくらいですから、小鳥も大好きなハコベです。道端や原っぱに普通に群生していてます。一般的には、コハコベとミドリハコベをまとめてハコベと呼んでいますが、世界に約120種、日本には約18種もハコベの仲間があるそうです。小さくて白いから「ハコベ」だねって思っていたら、実はハコベにも色々あるんだね。

白くて小さな花で、5枚の花びらがありますが、1枚1枚は大きく裂けたように別れていて、10枚の花びらのように見えれば、ハコベの仲間です。そこら辺によく見かけるので、さっそく見分けてみようと思ったんだけど・・・でもそこからが大変。その場で雄しべや雌しべの数を数えようったって、小さすぎて老眼の眼じゃ無理!とりあえず写真を撮っておいて、あとから確認するパターンです。

というレベルでどれがどれやらすぐにわからなくなってしまうので、円山で普通に見られそうな4種類のハコベ

の見分け方をフローチャートにしてみました。

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