オオバナノエンレイソウ
オオバナノエンレイソウ
大花延齢草
Trillium camschatcense Ker Gawl.
- 目:ユリ目
- 科:シュロソウ科
- 属:エンレイソウ属
開花は、5月のはじめから中旬くらい。赤紫のエンレイソウの後にぽつん,ぽつんと咲き始めます。
円山に咲いているのは、高さ30センチから40センチほど。ここのオオバナノエンレイソウは、ちょっと小ぶりに見えます。
普通、オオバナノエンレイソウといえば、大ぶりの白い花びらが目立ち、ひとつひとつは上品だけど、群生するので大量に咲いているとけっこう迫力ある感じに見えます。ところが、私がいつも円山で観察しているのは、少々小ぶりで草ムラの影に隠れてぽつん、ぽつんと咲いています。その年によっては、よーく探さないとどこに咲いてるのかわからないぐらい数もすくなかったりします。そのうち増えて群生したりするのかなぁ。
2004年頃撮った写真を見ると、まだたくさん咲いていたみたい。2020年の写真は、手前のエンレイソウよりも小さく見えます。2021年の花は、ずいぶんスリムで、全然オオバナの雰囲気がない。
今年(2023年)は、円山はほんとに少なくて、大丈夫かなって感じだった。右の写真は、新冠町の群生地を見に行ったときのもの。一面白い花だらけで、かなりの広範囲に広がっています。森林公園っていうくらいだから面積も広い。オオバナノエンレイソウはやっぱりこれくらいなくちゃね。円山もこのくらいにならないかな。