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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

石狩浜

ちょっと時間があったので、はまなすの丘公園の駐車場に車を止めて、少しだけ海岸を歩いてみた。

オオセグロカモメの幼鳥

オオセグロカモメの幼鳥が睨んでいる。幼鳥のくせに態度がデカくて、怖い。
子供の頃は海岸沿いに住んでいたので、オオセグロカモメとかもよく見かけたけれど、その頃は、海辺で1対1になるとカラスよりずっと大きく、威圧感たっぷりで、負けるかも・・・と思ってた。
幼鳥の頃からこの顔つきだもの。

トウネン

かわいいトウネン。こちらは束になってかかってきても勝てそうな気がする。戦わないけれどね。群れで行ったり来たりしている。山の小鳥と違って、忙しく飛び回らないし、まわりに葉っぱも茂っていないから、浜辺の鳥は見やすくて、いいねぇ。

エゾリスの衣替え

2024年6月19日

エゾリスはすっかり夏の装い。特徴的な耳の長い毛も無くなりました。クーラーも扇風機も、ウチワさえ無い生活じゃ、耳といえどもフサフサしてられないよね。

2024年5月3日

こちらは、2024年5月3日のお姿。ゴールデンウィークの頃は、まだフサフサです。

2024年6月2日。6月になると、冬毛がだいぶ抜け落ちて、耳の毛もまばらです。そして6月も下旬になると、夏の装い。最初の写真の姿になるのね。

2024年6月2日
クルミ

ところで、この3枚の写真はいずれも枝の上で、カリカリ、カリカリ、クルミの実をかじっています。大抵このカリカリしている音で、エゾリスに気がつくんだけど、夢中になっていて多少近づいても全然動じません。クルミの接合部?ちょっと襞みたいになっているところをかじっているようだけど、どうしてそれが刃物で真っ二つに割ったようにきれいに割れるのか、とっても不思議。切り口を見てもかじって割ったようには全然見えないもの。エゾリスの歯形のくるみ割り機を作ったら、絶対売れると思うんだけどな。

クマゲラと目が合う

ぱっと見、なんの鳥だかよくわからない写真ですが、クマゲラの真正面顔です。思わず見つめあっています。

夕方お散歩で旭山記念公園を歩いていたら、しきりとクマゲラの声が聞こえてきました。すぐそばで呼ばれた気がして、キョロキョロしてたら、地面近くで木を突いていました。全然逃げる気配もなく、お食事に夢中な様子です。

せっかくアップで撮れたのでクマゲラらしい写真も。メスですね。

最近クマゲラをよく見る気がします。この前円山の山頂付近で見たのは、オスのようでした。夫婦でいるのかな?

ネコノメソウの受難

2024年のネコノメソウ

5月の初め。いつも歩いている林の中の道沿いに咲いているネコノメソウです。今年も咲いてくれましたが、見える範囲では、これだけ。なんとも寂しい限りです。

5月の下旬には、毎年恒例の草刈りが入って、わずかに咲いていたネコノメソウもきれいに刈り取られてしまいました。いつも思うんだけど、こんなに広く刈らなくてもいいのに。これくらいやらないと、これから夏に向かって、草が伸びてくると道がわからなくなっちゃうのかなぁ。残念だなぁ。

ネコノメソウは、年々生息範囲が小さくなっていって、来年はもう咲いてくれるかどうか。以前は、道端にたくさん咲いていたのに・・・
春先は、年によっては仕事が集中することも多くて、毎年見れているわけではないけれど、どんどん減っているのは、あきらかです。道からは見えなくても、林の奥の方で残っていてくれるといいんだけど。

消えたムラサキケマン

ムラサキケマン

円山近辺では今まであまり見たことがなかったムラサキケマンが咲いていました。5月のこの辺は、今まであまり歩いてなかったので、気が付かなかっただけかもしれませんが。
ネットで調べてみたら、「雑草」とか「道端で見かける」とか書いてあるのもあったんだけど、北海道ではあまり見かけない花なのかな。とりあえず円山あたりでは珍しいかも。2日続けて写真を撮ったんだけど、どうもうまく撮れてなくて、今度こそと3日連続で行ってみたんだけど、何と一晩できれいさっぱり「消えていた!」

いったいどういうこと?1カ所に固まって、15本以上は咲いていたと思うんだけど、どこにも無い。
雑草だから刈られてしまった?でも歩くところから外れて、ロープで仕切った内側だからそんなことないはず。
それとも盗掘?結構あったのに、まるごと持っていった?よく見ると何となく掘り返したようにも見える。

きれいな花だから、せっかく楽しみにしてたのに、残念です。
もし盗掘だとしたら、そんなことする奴は、来世でアリに生まれ変わって、一生ムラサキケマンのためにタネを運んで暮らしなさい。

こんなところにも出没

いつも円山公園内で楽しませてもらっている、田中宏美さんの自然を利用したアートですが、公園へ向かう途中の道端でも発見。こんなところにもクマ出没!
公園以外の歩道でホウキを使って落ち葉を集めている姿を想像したら、町内のお掃除好きの方かしら?と、みんな通り過ぎていく気がします。

円山新緑の季節

最近は、ニリンソウやクルマバソウがたくさん咲いています。ミズバショウやオオバナノエンレイソウは、もう終わりかな。今年のオオバナノエンレイソウは、見える範囲で12輪ほど。遠すぎてよーく目を凝らさないと見えないところに、ポツンポツンと咲いていました。

この前久しぶりに円山に登ったら、エゾリスとクマゲラが出迎えてくれました。

エゾリスは、めっちゃこっちを見てる。クマゲラは遠すぎてこんな写真に。でも「キョォォーン」って鳴き声で、ここだよと教えてくれました。

円山公園の探鳥会

新緑の季節となり、夏鳥も増えてきました。円山ではウグイスがしきりに鳴いています。お散歩途中にはキビタキもいましたし、円山山頂ではクマゲラも見かけました。バードウォッチングには気持ちの良い季節です。

キビタキ

バードウォッチングを始めたいんだけど、何から始めたらよいのやら。どうやったら鳥を見つけられるの?なんの鳥なのかさっぱりわからない?・・・大丈夫!とりあえず探鳥会に参加してみよう。

円山公園では、毎月第二日曜日に野鳥の会札幌支部の定例探鳥会をやっています。地下鉄円山公園駅から歩いて3分ほど、公園入口の管理事務所前に朝9時集合。野鳥好きのお世話係の人が初心者の方にも親切に教えてくれます。
右も左もわからなくても、とりあえず参加してみましょう。手ぶらでも大丈夫。双眼鏡がなくてもフィールドスコープ〔望遠鏡)を覗かせてもらえます。最初はよくわからなくても、こんなに種類がいっぱいいたんだと、きっとびっくりしますよ。会員以外の人は参加費が300円が必要ですが、中学生以下は会員以外でも無料です。

詳しい情報は、↓ 野鳥の会札幌支部のウェブサイトから

「探鳥会へ行こう!」のページに毎月の行事案内が載っています。
「探鳥会で見た鳥」のページは直近の探鳥会で見られた野鳥を確認できます。

円山公園では、他にもいろいろな自然観察会が催されているから、探してみるといいですよ。

通せんぼされた

ずい分前に健康診断の結果がいろいろと悪くて、お医者さんに「運動しなきゃだめ」といわれた。
「なかなか時間が取れなくて」といったら、
「業務の一環として、運動しなさい」とのこと。なるほど、健康のためというわけじゃなくて、仕事の一部としての運動。そういう考え方もあるかと思い、それ以来夕方速歩きのお散歩1時間を日課としている。

エゾシカ

数日前も旭山記念公園まで出かけた。ゆるい坂道を上がっていき、さて最後のラストスパート、心拍数上げて行くぞと気合を入れていたら、いきなりエゾシカに道を塞がれた。いゃ〜どうしよう。ちょっとずつ近づくと、顔を上げてジロっと睨んでくるし。後ろからでかいツノを生やしたラスボスみたいのが出てきても困るし。しょうがないので、道を譲って、別ルートを歩くことにした。

仕方がないね。お食事中みたいだし。
いくら中央区だとしても、周りを見渡したら鹿のいる景色に全然違和感ないよね。手前には、クマが出て来た時用のバリケードも用意してあるし。

サクラの開花

その日は札幌もサクラの開花日が宣言された。ここ何日かとっても暖かかったけど、「ウソでしょ」って感じ。いつもなら早くてもゴールデンウィーク直前くらいなのに・・・ホントに咲いてた。

早く春が来ないかなぁと思っていたら、夏になっちゃったよ

2024年4月15日の札幌は最高気温26.1°Cで夏日を記録。円山の林の中は4月の初めには、まだだいぶ雪が残っていたのに、慌ただしいったらないですね。エゾエンゴサクもキバナノアマナもエンレイソウも慌てて咲き始めてます。最高気温が25°C以上が夏日、30°C以上が真夏日、35°C以上が猛暑日、2022年には40°C以上が酷暑日というのも加わったけど、だんだん春でも夏日が増えてくると、設定を1段ずつ繰り上げたほうがいいのかも。夏日は30°C以上とか。

円山動物園の西側は、陽が当たるせいかエゾエンゴサクとキバナノアマナがいっきに咲きました。

今年も、平年並みの異常気象の予感。