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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

イチゴの仲間

円山周辺で名前にイチゴとつく植物は

があります。
ナワシロイチゴはキイチゴ属。エゾヘビイチゴはオランダイチゴ属。その他はキジムシロ属です。大雑把に言うとナワシロイチゴは木の仲間で、他の◯◯ヘビイチゴは草の仲間です。一般的には木になるのが果物で、草になるのが野菜と分類されます。

ナワシロイチゴは花も実もひと目で違いがわかるので問題ありません。エゾヘビイチゴは花が白いので、これもすぐ区別がつきます。ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、ヒメヘビイチゴは、いずれも黄色い花で葉っぱの形も似ているので、見分けるのがちょっと難しいです。また、円山のエゾヘビイチゴは赤い実をつけるのと白い実をつけるもの(白実のエゾヘビイチゴ)があります。花や葉を見ての見分け方はわかりません。そのうちじっくり観察してみようと思います。

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ギンランの仲間

円山近辺では、ギンランとクゲヌマランが見られます。ササバギンランはまだ見たことがないけど、もしかしたらどこかに咲いているかも。
ギンランとクゲヌマランはよく似ていますが、違いは距が見えるか、見えないか。高さを比べてもクゲヌマランのほうが高いのでわかりやすいかと思いますが、咲き始めの頃はよくわかりません。円山では同じようなところに咲いていますが、クゲヌマランは単独であちらこちらに広く分布しているような気がします。

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ハコベの仲間

ヒヨコグサというくらいですから、小鳥も大好きなハコベです。道端や原っぱに普通に群生していてます。一般的には、コハコベとミドリハコベをまとめてハコベと呼んでいますが、世界に約120種、日本には約18種もハコベの仲間があるそうです。小さくて白いから「ハコベ」だねって思っていたら、実はハコベにも色々あるんだね。

白くて小さな花で、5枚の花びらがありますが、1枚1枚は大きく裂けたように別れていて、10枚の花びらのように見えれば、ハコベの仲間です。そこら辺によく見かけるので、さっそく見分けてみようと思ったんだけど・・・でもそこからが大変。その場で雄しべや雌しべの数を数えようったって、小さすぎて老眼の眼じゃ無理!とりあえず写真を撮っておいて、あとから確認するパターンです。

というレベルでどれがどれやらすぐにわからなくなってしまうので、円山で普通に見られそうな4種類のハコベ

の見分け方をフローチャートにしてみました。

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