
シラネアオイ
白根葵
Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.
- 目:キンポウゲ目
- 科:キンポウゲ科
- 属:シラネアオイ属
5月ごろ咲きます。高さは20から30cmくらい。淡い桃色の花がきれいな多年草です。ちなみに花に見えますが、花弁ではなく、萼片です。
写真を撮ったのは、2018年ですが、それ以来見かけていません。目立つ場所に咲いちゃうと、盗掘されることもあるようです。他の人のブログを見ていたら、時々咲いていましたという情報はあるみたいなので、こういう花は、ひっそりと目立たない場所で咲いている方がいいのかも。
2018年5月1日

エゾタンポポ
蝦夷蒲公英
Taraxacum venustum
春先、タンポポが咲き始めると、ついつい花の下を覗き込んじゃうんだよね。普段よく見るタンポポはセイヨウタンポポで外来種。昔から日本にある在来種は、数が減っているらしい。見分け方は簡単で、花の下の総苞片が反り返っていたらセイヨウタンポポ。反り返っていなければ、在来種だ。
そういうわけで、近所でタンポポが咲いていると、花の下を確認してみるんだけど、在来種は全然見つからない。やっと見つけたのが、写真のタンポポ。総苞片が反り返らずに、ピタッとくっついているのがわかりますか?奥の蕾のやつは、反り返っているので、外来種です。
それにしても都市部じゃほとんどセイヨウタンポポに占領されてしまったのでしょうか。子供の頃に見ていたタンポポはどっちだったんだろう?半世紀以上も前だから在来種も多かったんだろうと思うけど、そんなの全く意識したこともなかったな。
その在来だか外来だかも全くわかっていなかった子供の頃の話しになりますが、幼稚園でシャボン玉をみんなでやったことがあって、当時はストローがそれほど数がなかったのか、先生の指導でタンポポの茎をストロー代わりにしていたことを思い出しました。タンポポってストロー代わりなるんだと感心したことを覚えています。ワイルドだねぇ。
花 2025年5月
総苞片 2025年5月
裏側 2025年5月
葉 2025年5月
セイヨウタンポポ
総苞片が反り返っています。市内で咲いているタンポポのほとんどはこれです。
どっちなの?
外側の総苞片が開いているような、いないような。反り返ってはいない感じだけど・・・交雑種なのかな?円山公園の散策路に咲いていました。

カタバミ
片喰、酢漿草
Oxalis corniculata
花は、5月から9月、大雑把に春から秋です。高さは10センチから30センチくらい。葉は、ハートが3つ合わさった形で、キュート。花が咲いてなくてもわかります。一輪の小さくて黄色い花をつけます。日が当たると咲くようで、曇っていたり夕方には花が閉じています。
近所の駐車場の端っこや道端でよく見かけます。
葉っぱが赤っぽいものは、アカカタバミと呼ぶそうですが、これが都市部のヒートアイランドに対する適応進化ではないかということで、研究が進められているそうです。
研究グループは、カタバミという世界中の都市や農地に生えている植物に注目しました。カタバミには、明確な特徴があります。通常の緑の葉を持つ個体だけでなく、真っ赤な葉を持つ個体まで種内に葉色の変異があるのです。そしてカタバミの赤葉は、個体内で緑から赤に変化する樹木の紅葉などと違い、生まれたときから赤いままです。つまりカタバミの葉色の違いの多くは遺伝的に決まっている遺伝的変異といえます。都市のカタバミは路傍に生えており、高温ストレスを強く受けているように見えます。研究グループは、都市部では赤いカタバミが多いことに気が付き、これは都市の高温に対する適応進化かもしれないと考えました。
研究によると、どうやら高温時には、緑の葉よりも赤い葉の方が、光合成で高い活性化を示し、高温ストレスに対して耐性が強いようです。都市の高温ストレスがカタバミを赤く進化させているのではないかとのことです。
詳しくは、こちらの論文から
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abq3542
地球温暖化で、植物も新しい気候に対応するのが大変です。札幌はあまり赤いカタバミを見ないような気がしますが、これから増えてくるかもしれません。そのうち地球上の植物は、ウェルズの「宇宙戦争」に出てきた火星の植物みたいになるのかも。さて、このような環境の変化に対して、人類は生き残れるのでしょうか?
2024年6月10日
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