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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

円山で初めての遭遇

円山動物園の駐車場入口、道路を挟んだ向かい側に「ユースの森」がある。森と言ってもそれほど大きくはない。
木々の間をぶらぶら歩いていると、奥の方の木にちょっと違和感を感じた。木のコブか何かかとも思ったが、尻尾のようにも見える。よく見ると幹にしがみついたまま、じっと固まっているエゾリスだった。ピクリとも動かない。何してんだろう?としばらく見ていたら、突然樹上に向かってすごい勢いでバッと駆け上がっていった。ちょっと間をおいて、下からよじ登ってきたのは、エゾクロテン(?)でした。フゥ〜ッ、危なかったねぇ。

エゾリスよりは、明らかに大きく体が長い。手足は黒く、鼻先も黒っぽい。全体に黒味がち。慌てて写真を撮ったんだけど、ボケボケでとても掲載できない。掲載できないレベルの写真をあえて掲載しちゃう。こんな感じ。トホホ。

エゾクロテンとは書きましたが、北海道にはエゾクロテンと、もともと北海道にはいなかったけれど1940年代に本州から移入されたホンドテン(ニホンテン)がいるそうです。交雑の可能性もあり、色も個体差が大きいみたいなので、全然自信がありません。顔が黒っぽかったのでホンドテンだったかもしれません。

その後、林の中をウロウロしていたら、今度はなんとこんなところにエゾシカ3頭。最近旭山記念公園のあたりでは、当たり前のように見かけるけど、ここまで、降りてきているんですね。山から繋がっているようなものだから、いてもおかしくはないか。

エゾシカ

円山動物園の周辺は、檻に囲われていない動物が結構暮らしています。

ギンラン

ギンラン
銀蘭
Cephalanthera erecta

  • 目:キジカクシ目
  • 科:ラン科
  • 属:キンラン属

5月の下旬くらいに白い花を咲かせます。高さは10から30cmくらい。背はあまり高くなりません。多年草。

クゲヌマランと同じようなところに咲いています。クゲヌマランとの違いは、花に距(きょ)が目立つところです。ギンランは距が見えますが、クゲヌマランはほとんど出っ張りがありません。葉もクゲヌマランよりも幅広で、高さは低いです。円山ではクゲヌマランよりも数が少ないようです。

クゲヌマランとギンランの見分け方のフローチャートにしました。

エゾアカバナ

エゾアカバナ
蝦夷赤花

Epilobium montanum

  • 目:フトモモ目
  • 科:アカバナ科
  • 属:アカバナ属

6月初めから中旬ごろ淡い紅色の花をつける。高さは15から50cmほど。花びらは4枚で先端が浅く裂けている。雄しべの先端が4つに裂けるのが特徴。葉には鋸歯がある。多年草。

円山公園では見つけにくいけど、暗い林の中で小さく固まって咲いていました。旭山記念公園ではあちこちに結構咲いています。茎が長くて花も小さいのでちょっとした風で、ふらふら動いてなかなか写真はうまく撮れません。最初見たときは、うつむき加減で花もあまり開いていないので、そういう花なのかなと思っていました。でも夕方の散歩時間では単に花を閉じていただけでした。閉店時間が早いのね。4時くらいには、しぼんでしまいます。長い毛のついた種ができて(写真左上)、風に乗せて飛ばします。

クゲヌマラン

クゲヌマラン
鵠沼蘭
Cephalanthera longifolia

  • 目:キジカクシ目
  • 科:ラン科
  • 属:キンラン属

5月の下旬くらいに白い花を咲かせます。高さは30から50cmくらい。蕾の頃はそうでもありませんが、咲き始めると花の部分がにゅにゅっと伸びて葉よりも高くなります。同じ仲間のギンランは花に距(きょ)が見えますが、クゲヌマランは距がほとんど目立たないか、距が無いように見えます。

円山ではあまり目立ちませんが、広い範囲でポツンポツンとまばらに咲いています。咲く時期が5月から6月にかけてなので、散策路沿いなどに咲いていると、ちょうど草刈りの時期に重なって気がついたらバッサリ刈られていたりします。

円山公園や旭山記念公園にはクゲヌマランや、よく似たギンランも咲いています。見分け方のフローチャートを作ってみました。

円山で見られる野鳥のイラスト

ほら、公園とかに行くと「この公園ではこんな鳥が見られます」とか言って、案内板があるじゃないですか。北海道神宮にもこういうのがあります。

これのウェブ版を作りたかったんですよね。

ずいぶん前に作った野鳥アイコンとか、他のウェブサイト用に作ったものとか、あったのでそれからチマチマと増やしていったんだけど、別の目的で作ったものとかもあるんで少々イメージが統一されていないところもあります。なので、いつの間にか差し替えているかもしれません。とりあえず、64種類の節目になったので(全然キリが良くない)、円山公園で見られる野鳥ということで、まとめておきます。

中には、カワセミのように旅の途中でちょっと寄っただけです的な鳥も含まれていますが、一応私が円山公園で見たことのある鳥と、定期的に円山で観察会を開いている野鳥の会札幌支部の探鳥記録に掲載されたことのある野鳥です。この他にも少ない回数ですが観察された鳥はいるのですが、気が向いたら追加するかもしれません。

それにしても、都会の公園なのに結構な種類の野鳥がいるもんです。さすが北海道。
円山公園にきたら、ぜひ探してみてくださいね。

円山公園で見られる野鳥たち

これらのアイコンは、「フリー画像」のページで無料素材として公開していますので、ちょっとしたチラシやブログ記事の中などでご利用いただけます。詳しくは「フリー画像」のページをご覧ください。

ムラサキケマン

ムラサキケマン
紫華鬘
Corydalis incisa

  • 目:キンポウゲ目
  • 科:ケシ科
  • 属:キケマン属

5月中旬から末頃、その名の通り紫色の花をつけます。ケマン(華鬘)は、仏殿に吊るす仏具のことだそうです。花の形が似ているんだって。高さは、30から50cmくらい。葉の先端は丸い鋸歯になります。越年草。

群生しているんだけど、ちょっと遠い。近くで見られたらきれいだろうな。もっとたくさん広がってくれればいいんだけど。同じケシ科キケマン属なので、エゾエンゴサクと花の雰囲気が似ています。エゾエンゴサクよりも背が高くて、葉も大きく立派です。

円山動物園の「動物園の森 散策タイム」という普段入ることのできない動物園裏の森を散策する催しに参加したときにも、咲いているのを見ました。近くで見られて得した気分。