雪祭り会場として有名な大通公園をまーっすぐ西に向かって進むと突き当たりが円山公園です。
地下鉄大通駅からは東西線の琴似、宮の沢方面行きに乗って三つ目の駅が円山公園駅になります。

写真はクリックで拡大します。

円山公園

写真を見ると、ひっそりとした公園みたいに感じるかも知れませんが、人混みが苦手なのでなるべく静かな時間帯を見計らって出かけています。ホントはにぎやかな公園です。日曜日には、とてもたくさんの人たちでにぎわいます。公園には、ゲートボール場や広場があって、お年寄りから子供たちまで思い思いに楽しんでいます。動物園に行く人や、北海道神宮に行く人、円山に登る人、隣のグランドで草野球をする人やいろんな観察会や探鳥会などに集まった人たちもいます。

春には桜が満開になりますが、写真のような穏やかな桜の風景は、めったにありません。たいていブルーシートが敷き詰められて、ジンギスカン鍋を囲んだどんちゃん騒ぎが始まります。桜の季節が終わると様々な種類のチューリップが咲き始めます。

上の池

池には、マガモやオシドリが住んでいます。春には、ヒナたちが並んで泳いでいます。

散策路

木道

円山川を挟んで、木道と散策路があります。木道の先は、円山動物園です。

大師堂登山口

大師堂の建物の横が登山道の入口です。右側の円山川に沿って土の道を行くと動物園裏の登山口に繋がります。

円山登山道

低い山なので、30分くらいで登れます。
さすがは原始林というだけあって巨大な木があちこちに見られます。

早朝の散歩で登っている人も結構います。おじいちゃんも登ります。おばあちゃんも登ります。子供も登ります。犬もよく登っています。
登山道ではシジュウカラやハシブトガラ、ゴジュウカラ、アカゲラ、コゲラ、エゾリス、シマリスなどをよく見かけます。耳を澄ましながら歩いてみるといろんな鳴き声や、藪の中を走り抜ける音や樹をひっかく音などが聞こえてきます。
時には象の鳴き声なども聞こえてきます。

なにしろ動物園が近いもんで。

円山頂上

一番左の写真は、山頂に置かれている150年以上前の碑です。
明治の初期（1872年頃）、建物を建てるための土台として石が必要だったため、この山の上で採石をしていたんだそうです。こんな山の上で、もちろん人の手で運んだのでしょうからとても危険な作業です。
そんな危険な作業の安全を願って作られたのがこの石碑でした。ところがこの石碑、建てられた翌年に採石が中止になってしまい、そのうち倒れて、土の中に埋もれてすっかり忘れ去られてしまったのでした。ばちあたりなことです。
1946年になってやっと埋もれていた碑が再び発見され、新しい台座におさめられて今ここにあるわけです。
山頂でなにげなく腰掛けている岩場も、当時の人たちが切り出した石のあとなんですね。

　円山の頂上からは札幌市街が一望のもとに見渡せます。
明治の初期に偉い人が円山の見晴らしのよいところから、当時クマやシカが歩き回っていた原野を見おろして、この地に札幌の街をつくろうと考えたそうで、つまり円山から見渡せるところに街をつくったのだといわれています。
ところが近年、登ったのは円山ではなくて三角山だったという説も出てきたそうです。まぁ、市内を見渡せるのは同じだからどちらでもいいかな。

北海道神宮

神宮茶屋

茶屋の裏側には、外で食べられるベンチがあります。

ユースの森

円山総合運動場

冬はスケートリンクになります

自然凍結による屋外スケート場です。1月初めころから2月初旬くらいまで（気象状況等により変更の場合あり）とのこと。利用料金は当日券で一般130円。（2024年時点）

詳しくは、
「円山総合運動場」HP
をご覧ください。

道東ならまだしも、札幌で屋外リンクは大変そう。気温も上がったり下がったりだし、しょっちゅう雪が降ってるから、リンクの除雪もひっきりなしだろうな。毎日職員さんが夜中に水を撒いたりしてるのかな。ご苦労様です。

円山球場

ファイターズ対ヤクルト戦。
雨の円山球場。外野自由席だったので草むらの地面（芝生席？）は、濡れています。こんな日はやっぱりドーム球場がいいなと思う。

坂下野球場

市民の野球場。おじさんたちの草野球や少年野球などをやっています。
写真は野球じゃないんだけど、北海道フィンランド協会の人たちとペサパッロ（フィンランド野球）をやったときのもの。ピッチャーというのは無くて、バッターの横に立つ人が上げたボールを打つ。しかも走るのは野球でいう3累側。ペサパッロのあとは、モルッキュ。番号付きの棒めがけて棒を投げ、倒してチームで点数を競う頭脳ゲーム。時々集まってやっていたけど、最近はペサパッロよりモルッキュの方が人気らしい。