ハコベの仲間
ヒヨコグサというくらいですから、小鳥も大好きなハコベです。道端や原っぱに普通に群生していてます。一般的には、コハコベとミドリハコベをまとめてハコベと呼んでいますが、世界に約120種、日本には約18種もハコベの仲間があるそうです。小さくて白いから「ハコベ」だねって思っていたら、実はハコベにも色々あるんだね。
そこら辺によく見かけるので、さっそく見分けてみようと思ったんだけど・・・。白くて小さな花で、5枚の花びらがありますが、1枚1枚は大きく裂けたように別れていて、10枚の花びらのように見えれば、ハコベの仲間です。でもそこからが大変。その場で雄しべや雌しべの数を数えようったって、小さすぎて老眼の眼じゃ無理!とりあえず写真を撮っておいて、あとから確認するパターンです。
というレベルではありますが、札幌に咲いていて円山近辺でも確認できた(と思われる)4種類を紹介します。
ウシハコベ
ハコベの仲間では、雌しべが5本なので見分けやすい。他のハコベは雌しべが3本。下部は地面をはい、上部は20から50センチほど立ち上がる。上部は毛深い。上部の葉には柄がない。咲く時期は、ミドリハコベやコハコベよりも遅いです。




ミヤマハコベ
花は10から15mm程度。高さは20cm前後で、茎はやや地面を這う。萼や花柄には毛がある。茎には2列の毛が生える。上部の葉にも、細くて長い柄があります。




ミドリハコベ
花は10mmくらい。花弁の隙間が小さく、重なる場合も。茎の片側に1列の毛が生える。茎は緑色で立ち上がっている。上部の葉には柄がないか、あっても太くて短い。葉の色は明るい緑色。




コハコベ
花は6から7mmくらいで小さい。花弁の隙間が大きめ。茎は赤っぽく、片側に1列の毛が生えている。地面を這うように伸びます。上部の葉は柄がないか、あっても太くて短い。歯の色は濃い緑色。




ハコベの見分け方をフローチャートにしてみた
写真で見てもやっぱり変わりにくいよね。これらの内容をまとめて、フローチャートを作ってみました。自分用で作ったんだけど、アップしておきます。PDFです。ほんの少し見分けるときの助けになれば。
715542b46d541310db0a63170d087631ダウンロードは ↓ こちらから