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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

ミズヒキ

ミズヒキ
水引
Persicaria filiformis

  • 目:ナデシコ目
  • 科:タデ科
  • 属:イヌタデ属

8月初め頃から咲き始める。高さは60から80センチくらい。長い穂に小さな花がまばらに付く。葉には黒い模様が付くので花が咲いていなくてもすぐにわかるが、花が咲く頃には大抵の場合模様は消えてしまうようだ。

9月にもなると、何がおめでたいのか円山の散策路のあたりは、ミズヒキだらけだ。
赤と白が混じった花が紐状に連なる感じが、ご祝儀袋や正月飾りに使われる紅白の水引に似ているってことで、「ミズヒキ」の名前がついたそうですが、こうもそこらじゅうミズヒキだらけだと、ありがたみも薄まりそう。

クサノオウ

クサノオウ
草の黄・瘡の王・草の王
Chelidonium majus

  • 目:ケシ目
  • 科:ケシ科
  • 属:クサノオウ属

高さ40センチほど。5月から8月くらいまで黄色い花をつける。花弁は4枚で、真ん中にニュウっと緑色の雌しべが伸びています。円山周辺では、あちらこちらで見かけます。

古くから薬草として知られていますが、同時に毒草でもあるので、取扱注意。素人が手を出しちゃダメな部類です。葉をちぎると黄色い乳液が滲み出てきて、皮膚に触れると炎症を起こしたりするそうです。

いかにも強そうな名前ですが、皮膚疾患や鎮痛剤としても用いられたため、薬草の王様的なネーミングのようです。