エゾトリカブト
エゾトリカブト
蝦夷鳥兜
Aconitum yezoense
- 目:キンポウゲ目
- 科:キンポウゲ科
- 属:トリカブト属
60センチから150センチくらい。8月から9月ごろ、紫色の花をつける。葉は大きく切れ込み3片に分かれる。
言わずと知れた毒を持つ花です。昔トリカブト殺人事件なんてのもありましたが、古くから毒殺にも使われていました。エゾトリカブトはトリカブト属の中でも最も毒性が強い植物です。根、花、茎、葉で毒性に違いがありアイヌの人たちは矢の先端に即効性の弱い毒と遅効性の強い毒を塗り重ねて狩猟に使用していたそうです。
一方で漢方では弱毒処理がおこなわれた上で薬として使われたそうで、人間ってすごいを通り越して怖いわぁ。最初の人はどうやって、効用を確かめたんだろうね。
解毒剤はありません。うっかり触らないように。
でも、そこいら辺に普通にあったりするんだよね。
葉っぱは、ニリンソウとよく似ているから間違えて食べちゃダメだよと、よく言われています。ニリンソウは山菜として食べられていますからね。
どおです?似てますか?花が咲いてなけりゃ、わからないかもしれませんね。