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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

ミヤマハコベ

ミヤマハコベ
深山繁縷
Stellaria sessiliflora

  • 目:ナデシコ目
  • 科:ナデシコ科
  • 属:ハコベ属

花弁は白く、5枚だが根本まで深く切れ込んでいるので10枚に見える。花は10から15mm程度。5月中旬ころから咲き始める。花柱は3個。雄しべは10個。高さは20cm前後で、茎はやや地面を這う。萼や花柄には毛がある。茎には2列の毛が生える。上部の葉にも、細くて長い柄があります。多年草。

他のハコベの仲間と見分けるポイントは花弁が萼片より長いことと、茎の上の方に付く葉にも葉柄があることです。円山では数が少ないようです。

よく似た植物、ウシハコベ、ミヤマハコベ、ミドリハコベ、コハコベの見分け方はこちらをご覧ください。

ハコベの仲間

ヒヨコグサというくらいですから、小鳥も大好きなハコベです。道端や原っぱに普通に群生していてます。一般的には、コハコベとミドリハコベをまとめてハコベと呼んでいますが、世界に約120種、日本には約18種もハコベの仲間があるそうです。小さくて白いから「ハコベ」だねって思っていたら、実はハコベにも色々あるんだね。

白くて小さな花で、5枚の花びらがありますが、1枚1枚は大きく裂けたように別れていて、10枚の花びらのように見えれば、ハコベの仲間です。そこら辺によく見かけるので、さっそく見分けてみようと思ったんだけど・・・でもそこからが大変。その場で雄しべや雌しべの数を数えようったって、小さすぎて老眼の眼じゃ無理!とりあえず写真を撮っておいて、あとから確認するパターンです。

というレベルでどれがどれやらすぐにわからなくなってしまうので、円山で普通に見られそうな4種類のハコベ

の見分け方をフローチャートにしてみました。

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