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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

マガモ? カルガモ? どっち?!

マガモとカルガモ-スケッチ

円山公園では、緑色の頭が目立つマガモをよく見かけます。でも一緒にいるマガモのメスは地味です。ヒナを連れている姿も見かけます。
カルガモの方は残念ながら円山公園では見たことがありません。

全国ニュースでは、カルガモの親子が道路を横断する様子がよく話題になりますが、同じ時期に札幌でもヒナを連れて歩く姿がローカルニュースで紹介されたりします。
札幌はマガモはたくさんいますがカルガモは少ないので、実際に紹介されているのはたいていマガモの親子です。でも札幌のTV局は、よくわかっていないのか「カルガモの親子が行進しています」と紹介することが多かったです。最近は「マガモの親子」と正しく紹介されることが増えましたが、調べるのが面倒な場合は「カモの親子です」とお茶を濁した表現をしています。

カルガモのオスとメスは、よく見ると微妙に違うんだけど、ほとんど見分けがつきません。
そして、マガモのメスはカルガモによく似ています。間違えるのも仕方ありません。

見分け方は、マガモのメスのクチバシは全体的に黄色で上面に雑に黒色を乗せている感じ。
カルガモのクチバシは地の色が黒で、先端だけ黄色くなっています。
マガモのメスは体全体が茶系で、カルガモは茶色っぽさは少なめでモノクロっぽく、顔も色白。もちろん個体差もありますが、一番見分けやすいのはクチバシかもしれません。

ヒナの方はみんな同じに見えるっ!混じり合ったらわからないかも。ポイントはほっぺた。
マガモのヒナのほっぺに茶色い斑点模様があります。点になっているところを注視。
カルガモのヒナもほっぺに模様があるんだけど、微妙に線状。横長で過眼線とくっついている場合もある。とはいえ、やっぱり微妙かも。

さあ、TVのニュースででカモの行進が放送されたら、ホントにカルガモかどうか、がんばってチェックしてみよう。