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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。天然記念物にも指定されている都市の中の原始林をさっそく楽しんでみましょう!

アカバナ

アカバナ
赤花

Epilobium pyrricholophum

  • 目:フトモモ目
  • 科:アカバナ科
  • 属:アカバナ属
  • 多年草

高さは20センチから80センチくらい。茎には腺毛が生えていて、葉は荒い鋸歯があります。花は7月から9月ころ咲きます。花弁は4枚で丸みがあり先端が小さく割れています。雌しべは大きめの棍棒の形をしています。

この前から蕾の状態で見かけていて、てっきりエゾアカバナかと思っていました。でも9月を過ぎてからでも咲くんだろうかと、気になっていました。今日は天気が良くて午前中時間があったので、見に行くと花が開いていました。

エゾアカバナにそっくりなんだけど、なんか違う。雌しべの形が妙に目立ちます。そういえばエゾアカバナの雌しべは先が4つに分かれていたはず。というわけで、この棍棒状の雌しべはアカバナでした。時期もちょっとズレているようです。

アカバナとエゾアカバナの比較

アカバナの雌しべは棍棒状で、エゾアカバナは4つに裂けています。

ミゾソバ

ミゾソバ
溝蕎麦
Persicaria thunbergii var. thunbergii

  • 目:ナデシコ目
  • 科:タデ科
  • 属:イヌタデ属
  • 一年草

高さは30から80センチになる。茎には下向きの刺毛がある。葉は特徴的な卵状のほこ型で、見分けがつきやすい。花は9月頃、枝の先端にたくさんまとまって付く。先端がピンクで根本が白くて可愛らしいが、ピンクの濃いものから全体に白っぽいものもある。

ミゾソバの溝(みぞ)は、用水路など水気の多いところを好むから。ソバ(蕎麦)は見た目が蕎麦に似ているから。群生します。

最初、固まっているのが一つの花なのかと思っていたら、そのつぶつぶがひとつずつの花だったのね。よく見ると開いている花が見えます。閉じてる状態でもきれいだけどね。

円山公園では、動物園裏の散策路にも咲いていますが、ちょっと小さ目で花の数も少なく、白系のものが多いかも。葉っぱの形を見てはじめてこんなところにも咲いていたのかって感じ。動物園裏を抜けて住宅街に入る辺りにたくさん群生しています。

葉の形

葉の形は鉾(ほこ)のような変わった形なので、花が咲いてなくてもわかりやすい。牛の頭の形にも似ているので別名「ウシノヒタイ」などと呼ばれることもあります。

エゾアカバナ

エゾアカバナ
蝦夷赤花

Epilobium montanum

  • 目:フトモモ目
  • 科:アカバナ科
  • 属:アカバナ属
  • 多年草

6月初めから中旬ごろ淡い紅色の花をつける。高さは15から50cmほど。花びらは4枚で先端が浅く裂けている。雄しべの先端が4つに裂けるのが特徴。葉には鋸歯がある。多年草。

円山公園では見つけにくいけど、暗い林の中で小さく固まって咲いていました。旭山記念公園ではあちこちに結構咲いています。茎が長くて花も小さいのでちょっとした風で、ふらふら動いてなかなか写真はうまく撮れません。最初見たときは、うつむき加減で花もあまり開いていないので、そういう花なのかなと思っていました。でも夕方の散歩時間では単に花を閉じていただけでした。閉店時間が早いのね。4時くらいには、しぼんでしまいます。長い毛のついた種ができて(写真左上)、風に乗せて飛ばします。

よく似た「アカバナ」は、こちらのページで。

見分け方もアカバナのページをご覧ください。

ハエドクソウ

ハエドクソウ
蠅毒草
Phryma leptostachya subsp asiatica

  • 目:シソ目
  • 科:ハエドクソウ科
  • 属:ハエドクソウ属

高さは50から60センチくらい。7月から8月ころ淡い桃色で筒状の花を咲かせる。葉は対生して長い葉柄(ようへい)を持ち、鋸葉。果実の先端に3本の小さな赤い棘が見える。

有毒成分を含み、ハエ取り紙をを作るのに使われたのが、「ハエドクソウ」の由来らしい。
今の若い人は、ハエ取り紙なんて見たことないだろうな。Amazonで調べたら、ハエ取りリボンなんてちょっとおしゃれになった名前で今でも売られているらしい。