2種類のスズメ
街なかでよく見かけるスズメ。わざわざ公園や林までいかなくても、家の庭にもやってきます。最近は電柱や標識のパイプの所に巣を作ったり、とっても身近な鳥で、1年中見かけますね。あんまり当たり前にいるので、近くにいても見えていないのかも知れません。
ところで、札幌にはもう1種類のスズメがいます。ニュウナイスズメです。
円山では、見たことがないんだけど、西岡水源池で何度か見かけました。
北海道では、繁殖のために本州の方からやってくるので、夏鳥です。スズメよりも赤っぽくて、ほっぺたの斑点がないので見分けられます。住処は森や林なので、スズメのように街なかで見ることは、ほとんどありません。
そういえば、むかし円山公園の探鳥会で樹の間を小さな影がササッと飛んで、動きは早いし、色や特徴も全然見分けられなくて、一体何の鳥だろうと思っていたら、野鳥の会のお世話係の人が
「いまのはスズメです」と、断言。
さすが!こんな一瞬でも見分けられるんだ。すごーい!と思っていたら、オチは
「チュン、チュンと鳴いていました」でした。
なーんだとなったのですが同時に、姿かたちだけじゃなくて、いろんな情報に精神を集中しなけりゃいけないのねと、感心したのでした。
なんだ、スズメか・・・と、思っていたら、実はニュウナイスズメかも知れませんよ。