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エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

円山で初めての遭遇

円山動物園の駐車場入口、道路を挟んだ向かい側に「ユースの森」がある。森と言ってもそれほど大きくはない。
木々の間をぶらぶら歩いていると、奥の方の木にちょっと違和感を感じた。木のコブか何かかとも思ったが、尻尾のようにも見える。よく見ると幹にしがみついたまま、じっと固まっているエゾリスだった。ピクリとも動かない。何してんだろう?としばらく見ていたら、突然樹上に向かってすごい勢いでバッと駆け上がっていった。ちょっと間をおいて、下からよじ登ってきたのは、エゾクロテン(?)でした。フゥ〜ッ、危なかったねぇ。

エゾリスよりは、明らかに大きく体が長い。手足は黒く、鼻先も黒っぽい。全体に黒味がち。慌てて写真を撮ったんだけど、ボケボケでとても掲載できない。掲載できないレベルの写真をあえて掲載しちゃう。こんな感じ。トホホ。

エゾクロテンとは書きましたが、北海道にはエゾクロテンと、もともと北海道にはいなかったけれど1940年代に本州から移入されたホンドテン(ニホンテン)がいるそうです。交雑の可能性もあり、色も個体差が大きいみたいなので、全然自信がありません。顔が黒っぽかったのでホンドテンだったかもしれません。

その後、林の中をウロウロしていたら、今度はなんとこんなところにエゾシカ3頭。最近旭山記念公園のあたりでは、当たり前のように見かけるけど、ここまで、降りてきているんですね。山から繋がっているようなものだから、いてもおかしくはないか。

エゾシカ

円山動物園の周辺は、檻に囲われていない動物が結構暮らしています。

エゾリスの衣替え

2024年6月19日

エゾリスはすっかり夏の装い。特徴的な耳の長い毛も無くなりました。クーラーも扇風機も、ウチワさえ無い生活じゃ、耳といえどもフサフサしてられないよね。

2024年5月3日

こちらは、2024年5月3日のお姿。ゴールデンウィークの頃は、まだフサフサです。

2024年6月2日。6月になると、冬毛がだいぶ抜け落ちて、耳の毛もまばらです。そして6月も下旬になると、夏の装い。最初の写真の姿になるのね。

2024年6月2日
クルミ

ところで、この3枚の写真はいずれも枝の上で、カリカリ、カリカリ、クルミの実をかじっています。大抵このカリカリしている音で、エゾリスに気がつくんだけど、夢中になっていて多少近づいても全然動じません。クルミの接合部?ちょっと襞みたいになっているところをかじっているようだけど、どうしてそれが刃物で真っ二つに割ったようにきれいに割れるのか、とっても不思議。切り口を見てもかじって割ったようには全然見えないもの。エゾリスの歯形のくるみ割り機を作ったら、絶対売れると思うんだけどな。

円山新緑の季節

最近は、ニリンソウやクルマバソウがたくさん咲いています。ミズバショウやオオバナノエンレイソウは、もう終わりかな。今年のオオバナノエンレイソウは、見える範囲で12輪ほど。遠すぎてよーく目を凝らさないと見えないところに、ポツンポツンと咲いていました。

この前久しぶりに円山に登ったら、エゾリスとクマゲラが出迎えてくれました。

エゾリスは、めっちゃこっちを見てる。クマゲラは遠すぎてこんな写真に。でも「キョォォーン」って鳴き声で、ここだよと教えてくれました。