だいぶ雪がなくなりました
円山もだいぶ雪解けが進みました。散策路はドロドロの水浸しです。歩くにはまだちょっと・・・。
暖かくなったと思ったら、また冬の気温に戻ったり、目まぐるしいですね。
今年も池には、ミズバショウの芽が出てきました。
円山もだいぶ雪解けが進みました。散策路はドロドロの水浸しです。歩くにはまだちょっと・・・。
暖かくなったと思ったら、また冬の気温に戻ったり、目まぐるしいですね。
今年も池には、ミズバショウの芽が出てきました。
「飛ぶ宝石」なんてかっこいいキャッチフレーズでしょう。羽は構造色のため、光のあたり具合によって濃いブルーに見えたり、緑がかって見えたり、様々な表情を見せます。
漢字で書くと「翡翠」、宝石の翡翠(ヒスイ)も同じ字ですが、カワセミの方の「翡翠(カワセミ)」が先だそうです。昔中国でヒスイを「翡翠(カワセミ)の如き輝き」と呼んだことによりカワセミと同じ「翡翠」という漢字が当てられたそうです。
カワセミの方が先ってことは、よく考えると「飛ぶ宝石」という言い方はおかしいですね。宝石のヒスイの方を「飛ばないカワセミ」と呼ぶべきじゃない?
どちらにしても、美しい野鳥であることに変わりありません。
ところで、円山ではカワセミを見ることはほとんどありませんが、私は一度だけ円山公園の池で見ました。5月の初めだったので、ちょうど渡ってきたところで、「通りがかりにちょっとだけ寄ってみた」という顔をしてました。
運が良ければ出会えるかもしれませんね。昔は円山でもアカショウビンが見られたそうですから、カワセミならまだチャンスがあるかも。
春になると冬眠から覚めたシマリスが寝ぼけた顔で出てきます。エゾリスは冬眠しないので、1年中動き回っていますが、シマリスは冬の間は土の中で寝ているので、春から秋までしか見られません。地上性のリスなので、登山道とか地面の上でよく見かけます。
日本にいるシマリスは、北海道に住む、正確に言うとシベリアシマリスの亜種エゾシマリスだけです。
よく飼われているペットのシマリスは、シベリアシマリスの亜種チョウセンシマリスです。チョウセンシマリスはもともと日本にはいないのでペット用として輸入された種です。本州にはシマリスはいないので、本州の森でシマリスを見かけたら、それは飼われていたのが逃げ出したか、飼えなくなって外に放たれた外来種のチョウセンシマリスです。
北海道でもペットとして飼われているシマリスはいるので、それが外に出てしまいエゾシマリスと交雑する可能性が指摘されています。チョウセンシマリスとエゾシマリスは外見上は見分けがつきません。人間に平気で近づいてくるのは、ペットで飼われていたチョウセンシマリスかも知れません。
最近、円山に登るとヒマワリの種が置かれているところがあります。たぶん ”ばえる写真” が取りたくて野鳥やリスが来るように置いているんでしょうね。でも、公園や森、山の中で野生動物に餌をやるのはやめましょう。餌はもらえるもんだと思ってしまうと、自分で餌を見つけられなくなり、生態系が崩れてしまいます。
餌の乏しい冬の間、自宅の庭先に餌台を置くのは否定しませんが、鳥やリスを呼び寄せるために森や山で餌をまくなんて、やるべきではありません。
札幌市(https://www.city.sapporo.jp/kurashi/animal/choju/soudan/#e)でもいろいろと啓蒙活動をやっていますが、なかなか理解してもらえていないようで、残念です。
そのうち、円山で見かけるシマリスが、いつの間にかチョウセンシマリスに入れ替わってしまい、せっせと人間が餌を運んでやっている、なんてことになったらイヤだよね。
豊富な写真を使いながら、野鳥の特徴を実にわかりやすくとらえていて、見分けるポイントがていねいに書き込まれています。とても見やすいガイドブックです。
屋外で何の鳥だろう?と見ながら調べるのにもいいですが、家の中でパラパラめくりながら、バードウォッチングをしている気分になれそうな、1冊です。
題名は「さっぽろ」とは入っていますが、もちろん北海道ならだいたい大丈夫。エナガと言えばシマエナガ、カケスと言えばミヤマカケス、ゴジュウカラと言えばシロハラゴジュウカラの写真が出てきます。
漢字名、中国名、英名も書かれているので、海外からの観光ついでの人や留学生にもいいかも。そういえば昔、新婚旅行で海外へ行った時、地元の野鳥図鑑を買ったのを思い出しました。なんか日本の鳥とは違う鳥が色々載っていて楽しいんだよね。さらに観察適地として円山公園や西岡公園、屯田防風林、定山渓など札幌市内のどこに行けば見られそうかもわかります。便利です。