1年中見られる小鳥たち
円山で1年中見られるかわいい小鳥たち。みんな何となく似ているので、まとめてカラ類と呼ばれています。中でもオレンジ色がひときわ目立つヤマガラは、膨張色のせいか大きく見えます。ゴジュウカラやシジュウカラとほとんど変わらないはずなんだけど。
名前の後ろに「カラ」とか「ガラ」とかついているから、ひとまとめにしちゃってるけど、あれ?なんか雰囲気が違うのが1羽混じってる・・・でも、まぁいいか。
ちなみに、ヤマガラ、シジュウカラ、ハシブトガラ、コガラ、ヒガラは、「スズメ目シジュウカラ科」でゴジュウカラは、「スズメ目ゴジュウカラ科」です。ヤマガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラは14センチ前後。ハシブトガラとコガラは、12センチくらい。ヒガラは11センチくらいでいちばん小さい。
円山公園で普通に見かけます。チョコマカ動き回って、小さいので最初は双眼鏡でとらえるのは、ちょっと難しいかも。でも割と近くで飛び回っているから裸眼で見分けられると思うよ。
わかっているとは思うけど、スケッチの6兄弟は誇張して描いてるからね。実際のヤマガラは、ボタンやポケットの付いたチョッキは、着ていませんよ。
通せんぼされた
ずい分前に健康診断の結果がいろいろと悪くて、お医者さんに「運動しなきゃだめ」といわれた。
「なかなか時間が取れなくて」といったら、
「業務の一環として、運動しなさい」とのこと。なるほど、健康のためというわけじゃなくて、仕事の一部としての運動。そういう考え方もあるかと思い、それ以来夕方速歩きのお散歩1時間を日課としている。
数日前も旭山記念公園まで出かけた。ゆるい坂道を上がっていき、さて最後のラストスパート、心拍数上げて行くぞと気合を入れていたら、いきなりエゾシカに道を塞がれた。いゃ〜どうしよう。ちょっとずつ近づくと、顔を上げてジロっと睨んでくるし。後ろからでかいツノを生やしたラスボスみたいのが出てきても困るし。しょうがないので、道を譲って、別ルートを歩くことにした。
仕方がないね。お食事中みたいだし。
いくら中央区だとしても、周りを見渡したら鹿のいる景色に全然違和感ないよね。手前には、クマが出て来た時用のバリケードも用意してあるし。
その日は札幌もサクラの開花日が宣言された。ここ何日かとっても暖かかったけど、「ウソでしょ」って感じ。いつもなら早くてもゴールデンウィーク直前くらいなのに・・・ホントに咲いてた。
サクラの蜜が大好きなメジロ
桜の季節。円山公園はお花見でも大人気なので、大勢の人がやってきます。花の蜜が大好きなメジロもやってきます。ひと目でメジロとわかる特徴的な目の周りのアイリングは、白い羽毛です。エゾヤマザクラのピンクにメジロの緑色が引き立ちます。
一方地上では人間たちがどんちゃん騒ぎ。北海道のお花見は、なぜかジンギスカンをやりたがる。いたるところでブルーシートが敷かれ、羊肉の煙と匂いが立ち込める。園内のゴミ箱は溢れかえり、大喜びのカラスたちが集まってくる。
サクラにメジロ。ジンギスカンにカラス。風流と無粋がごちゃ混ぜでカオス状態。
ところで、円山公園ではコロナ禍以降、公園内での火気使用禁止となったようで、今年もジンギスカンは出来ないようです。カラスはがっかりだろうけど、近所の人達はあの煙と匂いがなくなって喜んでいるかも。
早く春が来ないかなぁと思っていたら、夏になっちゃったよ
2024年4月15日の札幌は最高気温26.1°Cで夏日を記録。円山の林の中は4月の初めには、まだだいぶ雪が残っていたのに、慌ただしいったらないですね。エゾエンゴサクもキバナノアマナもエンレイソウも慌てて咲き始めてます。最高気温が25°C以上が夏日、30°C以上が真夏日、35°C以上が猛暑日、2022年には40°C以上が酷暑日というのも加わったけど、だんだん春でも夏日が増えてくると、設定を1段ずつ繰り上げたほうがいいのかも。夏日は30°C以上とか。
円山動物園の西側は、陽が当たるせいかエゾエンゴサクとキバナノアマナがいっきに咲きました。
今年も、平年並みの異常気象の予感。