消えたムラサキケマン
円山近辺では今まであまり見たことがなかったムラサキケマンが咲いていました。5月のこの辺は、今まであまり歩いてなかったので、気が付かなかっただけかもしれませんが。
ネットで調べてみたら、「雑草」とか「道端で見かける」とか書いてあるのもあったんだけど、北海道ではあまり見かけない花なのかな。とりあえず円山あたりでは珍しいかも。2日続けて写真を撮ったんだけど、どうもうまく撮れてなくて、今度こそと3日連続で行ってみたんだけど、何と一晩できれいさっぱり「消えていた!」
いったいどういうこと?1カ所に固まって、15本以上は咲いていたと思うんだけど、どこにも無い。
雑草だから刈られてしまった?でも歩くところから外れて、ロープで仕切った内側だからそんなことないはず。
それとも盗掘?結構あったのに、まるごと持っていった?よく見ると何となく掘り返したようにも見える。
きれいな花だから、せっかく楽しみにしてたのに、残念です。
もし盗掘だとしたら、そんなことする奴は、来世でアリに生まれ変わって、一生ムラサキケマンのためにタネを運んで暮らしなさい。
こんなところにも出没
いつも円山公園内で楽しませてもらっている、田中宏美さんの自然を利用したアートですが、公園へ向かう途中の道端でも発見。こんなところにもクマ出没!
公園以外の歩道でホウキを使って落ち葉を集めている姿を想像したら、町内のお掃除好きの方かしら?と、みんな通り過ぎていく気がします。
円山新緑の季節
最近は、ニリンソウやクルマバソウがたくさん咲いています。ミズバショウやオオバナノエンレイソウは、もう終わりかな。今年のオオバナノエンレイソウは、見える範囲で12輪ほど。遠すぎてよーく目を凝らさないと見えないところに、ポツンポツンと咲いていました。
この前久しぶりに円山に登ったら、エゾリスとクマゲラが出迎えてくれました。
エゾリスは、めっちゃこっちを見てる。クマゲラは遠すぎてこんな写真に。でも「キョォォーン」って鳴き声で、ここだよと教えてくれました。
2種類のスズメ
街なかでよく見かけるスズメ。わざわざ公園や林までいかなくても、家の庭にもやってきます。最近は電柱や標識のパイプの所に巣を作ったり、とっても身近な鳥で、1年中見かけますね。あんまり当たり前にいるので、近くにいても見えていないのかも知れません。
ところで、札幌にはもう1種類のスズメがいます。ニュウナイスズメです。
円山では、見たことがないんだけど、西岡水源池で何度か見かけました。
北海道では、繁殖のために本州の方からやってくるので、夏鳥です。スズメよりも赤っぽくて、ほっぺたの斑点がないので見分けられます。住処は森や林なので、スズメのように街なかで見ることは、ほとんどありません。
そういえば、むかし円山公園の探鳥会で樹の間を小さな影がササッと飛んで、動きは早いし、色や特徴も全然見分けられなくて、一体何の鳥だろうと思っていたら、野鳥の会のお世話係の人が
「いまのはスズメです」と、断言。
さすが!こんな一瞬でも見分けられるんだ。すごーい!と思っていたら、オチは
「チュン、チュンと鳴いていました」でした。
なーんだとなったのですが同時に、姿かたちだけじゃなくて、いろんな情報に精神を集中しなけりゃいけないのねと、感心したのでした。
なんだ、スズメか・・・と、思っていたら、実はニュウナイスズメかも知れませんよ。
円山公園の探鳥会
新緑の季節となり、夏鳥も増えてきました。円山ではウグイスがしきりに鳴いています。お散歩途中にはキビタキもいましたし、円山山頂ではクマゲラも見かけました。バードウォッチングには気持ちの良い季節です。
バードウォッチングを始めたいんだけど、何から始めたらよいのやら。どうやったら鳥を見つけられるの?なんの鳥なのかさっぱりわからない?・・・大丈夫!とりあえず探鳥会に参加してみよう。
円山公園では、毎月第二日曜日に野鳥の会札幌支部の定例探鳥会をやっています。地下鉄円山公園駅から歩いて3分ほど、公園入口の管理事務所前に朝9時集合。野鳥好きのお世話係の人が初心者の方にも親切に教えてくれます。
右も左もわからなくても、とりあえず参加してみましょう。手ぶらでも大丈夫。双眼鏡がなくてもフィールドスコープ〔望遠鏡)を覗かせてもらえます。最初はよくわからなくても、こんなに種類がいっぱいいたんだと、きっとびっくりしますよ。会員以外の人は参加費が300円が必要ですが、中学生以下は会員以外でも無料です。
詳しい情報は、↓ 野鳥の会札幌支部のウェブサイトから
「探鳥会へ行こう!」のページに毎月の行事案内が載っています。
「探鳥会で見た鳥」のページは直近の探鳥会で見られた野鳥を確認できます。
円山公園では、他にもいろいろな自然観察会が催されているから、探してみるといいですよ。