Responsive image

エゾリス通信

北海道札幌市の円山公園周辺は、 エゾリスをはじめとして様々な野鳥や、植物が豊富です。都市の中の原始林を楽しみながら未来に残しましょう。

銀杏

ギンナンの実

すっかり秋という感じで、少々肌寒いです。円山のイチョウの木の下にギンナンの実がたくさん落ちていました。たまーに拾って酒のおつまみにすることもあるんだけど、素手で洗うと手が荒れるとか、実を剥がしてタネを取り出して、乾燥させてとか、手間がかかるのでホントに気が向いた時だけ。何年かに一度くらい。

さすが原始林。このくらい落ちていると、拾い放題だね。食べすぎると中毒になるから気をつけましょう。大人は10粒程度だって。

遊歩道は、一面枯葉の絨毯です。

ツユクサ

ツユクサ
露草
Commelina communis

  • 目:ツユクサ目
  • 科:ツユクサ科
  • 属:ツユクサ属

高さは30から50センチくらいで、花の時期は7から9月くらい、と手元の図鑑には書いてあるけど10月の末でもけっこう咲いています。温暖化のせい?みずみずしい青色の花は夏のイメージだったんだけど。

朝咲いて午後にはしぼむそうなので、夕方に散歩をしていると、花はなかなか見られない。
道端で普通にたくさん咲いていますが、そこいらに咲いているからといって雑草あつかいするにはもったいない、かわいい花です。

エゾトリカブト

エゾトリカブト
蝦夷鳥兜
Aconitum yezoense

  • 目:キンポウゲ目
  • 科:キンポウゲ科
  • 属:トリカブト属

60センチから150センチくらい。8月から9月ごろ、紫色の花をつける。葉は大きく切れ込み3片に分かれる。

言わずと知れた毒を持つ花です。昔トリカブト殺人事件なんてのもありましたが、古くから毒殺にも使われていました。エゾトリカブトはトリカブト属の中でも最も毒性が強い植物です。根、花、茎、葉で毒性に違いがありアイヌの人たちは矢の先端に即効性の弱い毒と遅効性の強い毒を塗り重ねて狩猟に使用していたそうです。
一方で漢方では弱毒処理がおこなわれた上で薬として使われたそうで、人間ってすごいを通り越して怖いわぁ。最初の人はどうやって、効用を確かめたんだろうね。

解毒剤はありません。うっかり触らないように。
でも、そこいら辺に普通にあったりするんだよね。

葉っぱは、ニリンソウとよく似ているから間違えて食べちゃダメだよと、よく言われています。ニリンソウは山菜として食べられていますからね。

どおです?似てますか?花が咲いてなけりゃ、わからないかもしれませんね。