ツルネコノメソウ
ツルネコノメソウ
蔓猫の目草
Chrysosplenium flagelliferum
- 目:ユキノシタ目
- 科:ユキノシタ科
- 属:ネコノメソウ属
高さ15センチくらい。5月初め頃咲き始めます。
ネコノメソウに似ていますが、ネコノメソウと違い、雄しべの数は8個。葉は互生(互い違いに生えてくる)します。また地面を這う長いツル(走出枝)が伸びます。ツルを伸ばすネコノメソウってことかな。
円山の山頂近くの登山道、石段の縁にたくさん咲いています。登山道の真ん中だからとっても目立つはずだけど、そもそも小さくて地味なので、気づいていない人も多いかも。
マイヅルソウ
ルイヨウショウマ
エゾリスの衣替え
エゾリスはすっかり夏の装い。特徴的な耳の長い毛も無くなりました。クーラーも扇風機も、ウチワさえ無い生活じゃ、耳といえどもフサフサしてられないよね。
ところで、この3枚の写真はいずれも枝の上で、カリカリ、カリカリ、クルミの実をかじっています。大抵このカリカリしている音で、エゾリスに気がつくんだけど、夢中になっていて多少近づいても全然動じません。クルミの接合部?ちょっと襞みたいになっているところをかじっているようだけど、どうしてそれが刃物で真っ二つに割ったようにきれいに割れるのか、とっても不思議。切り口を見てもかじって割ったようには全然見えないもの。エゾリスの歯形のくるみ割り機を作ったら、絶対売れると思うんだけどな。
フッキソウ
4月の末から5月の初め頃咲いています。高さは25センチくらい。ツゲ科の常緑小低木ということで、小さい割に何となくゴツい感じと思っていたら、木に分類されるんですね。
ヒトリシズカみたいに、ブラシ系の花だけど、清楚な感じは全然しない。ちょっと調べていたら、「花はあまり鑑賞価値はありません」とか「地味なので盗掘の心配もない」とか、あんまりな言われよう。他人の声は気にせず、しっかり生きて欲しいと思う。
建物の植栽でよくグランドカバーとして利用されるともあるが、札幌ではあまり見たことがないような気がする。冬はどうせ雪に覆われるから、常緑といわれてもあまり選ばれる要素がないのかも。見た目丈夫そうだけど、・・・花が地味だし。