キビタキ-スケッチ
春になって円山でのバードウォッチングで一番の楽しみは、なんといってもキビタキとオオルリです。ちょうどゴールデンウィークの頃やってきます。
新緑の中で目に付きやすいのは、キビタキです。体の色もいかにも春が来たよーって感じで、黒と黄色の鮮やかなコントラストがとってもきれいです。さらに、さらに、鳴き声まで美しい!
「ピルル、ピッピッピィチョ」とか「クルル、ピッ、ピロピロ」とか、なんか複雑に鳴いています。同じようなフレーズを繰り返して鳴くのが特徴です。
林の中を歩いていると、「聞いて聞いて、聞いてよ」と呼び止められるみたいに枝に止まって鳴いてくれたりします。キビタキのメスじゃなくても、惚れちゃうかも。
- スズメ目 セキレイ科 セキレイ属
- 学名:Motacilla cinerea
- 和名:黄鶺鴒
- 英名:Grey Wagtail


- スズメ目 セキレイ科 セキレイ属
- 学名:Motacilla alba
- 和名:白鶺鴒
- 英名:White Wagtail
エゾリス-スケッチ
エゾリスは、冬眠はしないので、1年中見ることが出来ます。山の中や、神宮の境内にもいます。
たいてい木の上をカッカッと爪の音を立てながら駆け回っています。
初めて円山に登った時、眼の前を横切っていったのがエゾリスでした。山の中でいきなり現れたので、何だこのでかい動物は?と思いました。それまでエゾリスは見たことがなかったし、リスって言えば、小さいシマリスくらいしかイメージがありませんでした。でかいと言ってもせいぜい25センチ位で、シマリスの倍くらいなんですけど。その後円山にはどこにでもいて、しょっちゅう見られるものだと知りました。
エゾリスは、木の枝にちょこんと座ってよくクルミを食べています。
カリカリと音をたてて筋の所をかじり、まっぷたつにします。
林の中を歩いていると、よく二つに割れたクルミが落ちていますが、これはエゾリスが食べた後です。
それにしても、かたいオニグルミをきれいに割っていますね。見るたびに感心してしまいます。
時々買ってきたクルミで餌やりをしている人がいるらしくて、大きめのクルミが地面に散らばっているのを見かけます。こんなのばっかり食べてたら、歯とか顎が弱くなってかたいオニグルミなんか食べたくないっ、てならないか心配。
公園の野鳥や動物に餌はやらないでね。
- スズメ目 アトリ科 シメ属
- 学名:Coccothraustes coccothraustes
- 和名:鴲
- 英名:Hawfinch

大昔の記事で申し訳ないんだけど、せっかく写真が残っていたので当時の記事と一緒に載せておきます。その頃円山の裏参道に住んでいて、その後3年間くらい時々見かけていたので、いじめられもせず生きていたんでしょうね。
白いカラスと遭遇(1999年4月)
去年の暮れあたりから噂になっていたんですが、円山にいるという白いカラス。今日初めて見ました。
うちの前のゴミステーションにゴミを出しに行ったら黒いカラスと一緒にゴミをあさっていたんです。
何だ、コイツは!と思ったあと、しばらく見つめ合ってしまいました。
はっと気がついてとりあえずゴミを置くことにしました。
ゴミにカラス除けの網をかぶせている間も横でじっと見ているので、あわててカメラを取りに行きました。戻ってくるとまだゴミをつついています。静かに近づいたら今度は飛んで逃げてしまいました。
ゴミを持って近づいても逃げないのにカメラを持って近づくと逃げるところはさすがにカラスだと思いました。
1999年4月撮影 後ろが白い車じゃなくてよかった