鳥は酸っぱい食べ物も平気?

子供の頃から酸っぱい果物が大好きで、レモンを丸かじりしたりしていた。最近お店で売っている果物は、どれもこれもあまくなってしまってとっても残念。TVタレントの食レポは、何を食べても「あまくて、おいしー!」のワンパターン。甘けりゃ美味しいのかよ、とツッコミたくなるが私のような人は明らかに少数派だ。リンゴもイチゴもミカンもあまみの中の酸っぱさが美味しさを引き立てているのに、どうしてそれがわからないのか!と思っていたら、ちゃんとわかってらっしゃる方々がいました。
今日、Scienceに発表された研究によると、鳥は高い酸性度によって抑制される特化した味覚受容体を進化させており、それが彼らが食べる果物の鋭い酸味を効果的に鈍くしていることが示唆されています。この発見は、世界中の多くの果物を食べる鳥の顔をしかめさせる食事の進化の歴史を明らかにし、潜在的な食料源を広げることで鳥の生存能力を説明する手助けにもなるかもしれません。
science:鳥はいかにして酸性度の高い果物を食べるように進化したのか
鳥類は、競争相手である哺乳類が利用できない酸っぱい果物を活用できるように、進化してきたということらしい。さらに酸味への耐性は果実をつける植物と共進化した可能性もあるという。植物の方もあまかったり、酸っぱかったり色々な果実を付けたほうが、哺乳類やら鳥類やら種の運び手が増えて、それだけ生息範囲を広げられるから、生き残る可能性が増えるものね。
酸っぱい果物を食べる能力は、鳥類が自然災害や気候変動に適応し、生存する能力を高める一因にもなった。
するってぇと、ナンだ。私みたいな酸っぱい果物大好きな人は、人類が滅亡の危機に瀕しても、酸っぱいものを食べて生き残れるかもしれないってことかな。