フリー画像「かわいい野鳥」ができるまで

最初は「かわいい野鳥」っていうくらいだから頭大きめ、目はパッチリとディフォルメして描いてみていたんだけど、なんかこの手の野鳥イラストって巷にいっぱいあふれている気がして、少しリアルにしてみようかと思った。翼の構造ごとに分解するようにも描いてみたんだけど、あんまり細かく描きすぎてもこのサイズのレベルじゃ意味がないような気がして程よく簡略化するようにしてみた。
まずはそこいらにある紙に鉛筆で、いろんなアングルをスケッチしてみる。抑えるべき特徴もメモしたりしながらその鳥の雰囲気がわかりやすいように。そう思いながら描いていると、だんだん図鑑的になってしまうのが悩みどころだ。
出来たらスキャナで取り込んで、Illustrator に貼り付ける。次に身体の輪郭を鉛筆ツールで描いていく。ペンツールは使わない。生き物を描いているのだからできるだけ直線やきれいな曲線は使わない。手書き感が出るように多少線がヨレヨレ、ガタガタする感じ。だから全部マウスを使って描いている。鉛筆ツールでアンカーポイントがあんまり細かくなりすぎる場合は、スムーズツールで調整しながら適度に簡略化する。
輪郭が出来たら透明パネルの乗算で下描きが見えるようにしておく。次にクチバシと目だ。この2つだけは少々色も細かく分けて丁寧に描く。


あとは、下から色を重ねる感じでレイヤごとに描いていく。身体の輪郭を最初にとってあるから、上から重ねた色もはみ出した分は、シェイプ形成ツールで消していけばよい。色のグラデーションも使わない。なるべく ツルッとした無機質感を出さないように。


かわいい野鳥になったかな。

